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わたしの過食症(その1) [過食症のお話]

今日から私の摂食障害の経験について書きます。
ちょっと汚い話ですし、賛否・好悪もあり、場合によってはご不快な思いをなさるかもしれません。
これは3年ほど前の話になります。
私は3年前に、大量に食べては吐き戻すという「過食嘔吐」をするようになりました。
就職して3年目でした。

それは夕食を大量に食べることから始まりました。
はじめはどんぶり飯を2杯食べるくらいでしたが、
毎日徐々に食べる量は増えていき・・・
仕事現場で出される夕食の弁当を4つも5つも持って帰っては完食。
弁当が無い日はコンビニ弁当に総菜パン、おにぎりを大量買い。
おなかがパンパンにふくれるまで食べました。

そのうち、どれだけ食べても満腹感を得られなくなりました。
食べ物がなくなるまで食べなければ気が済まないのです。
もっと食べたい、もっともっと。冷蔵庫ごと食べてしまいたい。

で、ある日。
はっと気がつくと、おなかが痛い。
それでやっとこさ思い至りました。
「ああ、食べ過ぎたのか・・・」

立ち上がれないほどの腹痛で、下を向くと全部出てきそうでした。
しかたないのでトイレに這っていき、便座にしがみつき、
「出てこい出てこい」と祈りました。
イヤイヤ、もちろんそんなことでは出てきませんでしたが。
そこで、・・・わたしは・・・
指を・・・喉につっこんだんですよ。

よくドラマや小説でありますよね。
自分で無理矢理吐く時に、手を口に入れて、「オエッ」て。

あれをやったんです。

吐けました。

ホントに出てくるんだな、ってちらっと思ったのを覚えてます。
でも、そんな吐き方したのはもちろん生まれて初めてでしたから、
吐いてる間は苦しくて苦しくて、涙と鼻水と胃液で顔はぐちゃぐちゃ。
ひとしきり戻した後は放心状態でした。

でも、・・・ものすごくスッキリしたんですよ。

快感と言っても良いくらいに。

これ、実は苦しみを緩和する物質が脳に作用するためらしいんですが、
わたしは愚かにもこのときの「真っ白」感を「楽になる方法」だと思ってしまったんです。

  ・・・つづきます
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